2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

化学的根拠はないのに何故か信じてしまう 日本の迷信⑨

genkidesuka2020.com 嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれる 嘘ばかりつくと、死んだ後地獄の閻魔様に舌を抜かれるという言い伝えは、嘘は悪いことだからついてはいけないと、子どもを戒めたもので、長年に渡り語り継がれてきた迷信です。閻魔様は死者の人生を映し…

化学的根拠はないのに何故か信じてしまう 日本の迷信⑧

緑青には毒性がある 銅が腐敗して表面に現れる錆を「緑青(ろくしょう)」といい、昔からの緑青は毒性があり人体に危険を及ぼすと言われていました。これは単なる迷信として言い伝えられていたものでなく、昭和時代には、辞書や学校の教科書にも「銅の錆の一…

化学的根拠はないのに何故か信じてしまう 日本の迷信⑥

夜に口笛を吹くと蛇が出る 「夜に口笛を吹くと蛇が来る」という迷信がありますが、実際の蛇は耳がなく音を感知しないため口笛を吹いてもやってきません。諸説では、口笛は良いことがあった時に吹くことが多いため、近所から妬まれることを嫌い、妬みの象徴で…

化学的根拠はないのに何故か信じてしまう 日本の迷信⑤

縁起が良い迷信・言い伝え編 続いて縁起が良い迷信・言い伝えをご紹介します。現代においても縁起を担ぎ、迷信通りに縁起物をお守りとして携帯する光景はよく見られます。四つ葉のクローバーや蛇の抜け殻などが良い例でしょう。また生活の中でも新しいことを…

化学的根拠はないのに何故か信じてしまう 日本の迷信④

茶碗を叩くと餓鬼が集まってくる 餓鬼とは、生前に悪行を働いた人間が飢餓道に落ちた姿です。餓鬼は常に飢えとのどの渇きに苦しんでいて、隙あれば人間に取りつき家の食べ物を食べ尽くしてしまいます。そのため餓鬼に取りつかれた家はたちまち食糧が底をつき…

化学的根拠はないのに何故か信じてしまう 日本の迷信③

雛人形をしまい忘れると婚期が遅れる 娘さんを持つご家庭では今でも必ず耳にした迷信だと思いますが、ひな人形の歴史は平安時代にまで遡り天皇の結婚式を現わしています。雛人形を早く出すことは、嫁に早く出すことであり、早く片付けることは早く片付く(早…

化学的根拠はないが信じてしまう 日本の迷信②

日本には数多くの迷信があり、その多くは科学的根拠がないにもかかわらず、長い歴史の中で現在の日本文化の一部となり日常生活に溶け込んでいます。それは、迷信や言い伝えが適当な作り話ではなく、いつもと違った現象から先を読むことを生活の中で作り上げ…

化学的根拠はないのに何故か信じてしまう 日本の迷信①

縁起が悪い迷信・言い伝え 迷信や言い伝えという言葉を聞くと真っ先に悪いイメージが浮かぶ方が多いと思います。それは迷信が、社会生活上で実害を及ぼす特別な力を持っており、時には差別などが生じることもあるからです。また、迷信の多くは、子どものしつ…