化学的根拠はないのに何故か信じてしまう 日本の迷信⑪

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星がまたたくと日中は風が強くなる

数ある天候に関することわざや迷信の1つに、「星がまたたくと日中は風が強くなる」という言い伝えがあります。これは、上空で強い風がふいていると空気の密度が変動し星の光が屈折するため、星がまたたいて見えるからです。昔の人は星がまたたいている翌日は山や海に出るのを控えたと言われています。

このように自然現象や動物の様子から天気の変化を予測することを観天望気といい、天気予報がなかった時代、昔の人は身の回りの変化から天候を予想していました。

桜の色が薄い年はいつまでも寒い

桜のように短期間で咲き散ってしまう植物は気候の影響を強く受けると言われています。この迷信にある「桜の色が薄い年はいつまでも寒い」は、実際には、「寒い日が続いているので桜の色が薄くなる」という現象を表したものです。

日中晴れて気温が高い日が続くと、桜の花びらは濃く鮮やかなピンク色になるのに対し、日中曇りや雨が多く気温が低い日が続くと、桜の花びらは濃くなることができず白っぽく薄いピンク色になると言われています。

カエルが鳴くと雨

日本には昔からカエルが鳴くと雨が降るという言い伝えがあり、梅雨の時期になるとよく話題になる迷信の1つです。この迷信の由来は、カエルは全呼吸量のおよそ半分を皮膚呼吸していることに関係しています。低気圧が接近し空気中の湿度が高くなると皮膚の薄いカエルは皮膚呼吸がしやすくなるため、より活動的になり大きな声で鳴くと言われています。このように雨の気配に敏感に反応して鳴くことから、その鳴き方を「レインコール」や「雨鳴き」などと呼んでいます。

山にかさ雲がかかると雨

かさ雲ともは、高い山の山頂付近に現れる笠をかぶったようにかかる雲をいい、日本では富士山のような孤立峰でよく見られます。これは、南の暖かく湿った空気が山を越える際断熱冷却されて発生した雲のことです。つまりかさ雲が出来るということは、低気圧や前線が近づいている証拠であり、雨の兆しと考えることができます。

これも生活の知恵として昔から伝わる信憑性の高い迷信であり、雨を予測する観天望気の一つとして多くの人に信じられています。

太陽(月)がかさをかぶると雨

この迷信ははじめて聞きました。太陽の周りを囲むように出来る輪を「暈(かさ)」と言います。この暈は空中の氷晶によって太陽(月)光が回折・散乱し現れるもので、氷晶を多く含む巻雲や巻層雲が発生している時に起こりやすい自然現象です。この巻層雲は、太陽や月を覆う薄いベールのような雲のことで、前線や低気圧が近づいている時に出来ることが多いと言われています。ここから、太陽(月)が暈をかぶると雨が降りやすいと昔の人は考え、次第に迷信化していったと言われているそうです。

櫛(くし)をまたぐと嫁に行けない

江戸時代に使われていた装飾を施した櫛はとても高価なものであったため、髪を手入れする高価な道具が畳に置かれてあり、それをまたぐような女性はだらしがなく嫁に行けるわけがないと戒めの意味を込めて言い伝えられ迷信だと言われています。

また、くしは御髪(みぐし)とも呼ばれ、「髪」は「神」と掛けられているため神聖なものとされていました。そのため、櫛をまたぐ行為は罰当たりであり嫁にも行けなくなるとう解釈があったとされます。

からしは意地悪に練らせろ

からしは「練る」という作業によって辛み成分が増し美味しくなると言われています。強くかき混ぜれば混ぜるほど辛み成分が多く生成されるので、意地の悪い人がイライラ怒りながら練ったほうがいいと昔の人は考え、この迷信が生まれたと言われています。この他にも昔から、しっかり練りなさいという意味で「からしは怒って溶け」とう言い伝えがあります。類語には、まろやかな辛みを美味とするわさびに対して「わさびは笑ってすれ」という言い伝えがあります。

ご飯をこぼすと目が潰れる

日本人の主食であるお米は、昔はなかなか口にすることができない高価なもので、江戸時代にはお米を年貢で納めるなど貨幣と同等な貴重な農作物でした。それはお米を育てている農家も同じことで、祭りの時だけお米を御供えし神に感謝してお米を頂いたといいます。

その後「米は天照大神の御眼である」などと言われ、お米には神様が宿ると信じられるようになり、これほど大切なものを粗末に扱うとは罰当たりだという戒めの意味からこの迷信が生まれたのではないかと言われています。

最後に

日本には、まだまだたくさんの言い伝えや迷信があると思います。全国的に広まっているものや各地方に根強く生き抜いているもの各ご家庭内だけのものなど様々です。そんな言い伝えや迷信をもっと共有出来たら面白いかもしれませんね。私も申し越し調べていきたいと思います。

化学的根拠はないのに何故か信じてしまう 日本の迷信⑩

クモが巣をはると晴れになる

蜘蛛の巣が顔に張り付いたりすると気持ち悪くイラッ!とします。そんな蜘蛛ですが日本では蜘蛛は縁起のいい生き物として多くの迷信があります。その一つに「クモが巣をはると晴れになる」という言い伝えがあります。科学的根拠は証明されていませんが、クモは湿度を察知し晴天の時にだけ糸を張る習性があると言われています。翌日雨や風が強ければ糸は簡単に壊れてしまい餌となる昆虫も動きが鈍くなり網に捕らえることが出来なくなるからです。このようなことから、昔の人は朝新しい蜘蛛の巣を見つけたらその日は晴れると予想したのでしょう。

アリが巣穴をふさぐと雨

最近あまり気にしていないからもしてませんが蟻を見なくなりましたが日本には天気にまつわる迷信が多々存在しますが、「アリが巣穴をふさぐと雨」という言い伝えは先人の知恵が現代まで語り継がれているものの一つです。

アリは湿度から事前に雨を察知すると、巣穴の入口に土をもって入り口をふさいだり、巣穴の壁を固めて水を通さない工夫をしています。この様子を見た昔の人は、雨を予想することができました。雨の程度ではアリの巣もダメージをうけます。雨上がりにアリが盛んに土を運んでいるのは、ダメージのあった箇所を補修しているからだと言われています。

朝焼けは雨・夕焼けは晴れ

朝一の晴れ渡った太陽や夕暮れに沈む太陽って気持ちいいですよね。「朝焼けは雨・夕焼けは晴れ」は、現代でも生活の中で使われている迷信の一つと言えるでしょう。この意味は、朝方に東の空が赤く染まれば雨が降る前兆であり、夕方、西の空が赤く染まるのは翌日晴天になる前兆だということです。

日本の天気は西から東へ変化する特徴があります。つまり、夕方、西側が晴れているということは、翌日、東側も晴れることが予想できます。このことから、低気圧と高気圧が交互に通過する春と秋は、この法則に従って天気を予測することができると考えられてきました。

池の魚が水面でパクパクすると雨が近い

魚が水面でパクパクするのは、晴れの日が長く続き酸素を含んだ雨水が減ってしまったため、酸欠で苦しくなり水面に顔を出している状態です。この様子をみた昔の人は、これだけ晴れが続いているのだからもうすぐ雨が降ってくるに違いないと考え「池の魚が水面でパクパクしているから雨が近い」と噂話したことが次第に迷信化していったと考えられています。そのため、魚が水面でパクパクする習性と雨が降る予想は直接の関係はないと言えるでしょう。

朝露が降りると晴れ

「露」は、気温が下がり地面や物体が冷えたところに、空気中の水蒸気が液体化しついた水滴のことを言います。これは、夜間放射冷却によるもので、夜の間大きな高気圧に覆われ雲一つなかったため、物の表面から次々に熱が放射され気温がどんどん下がったことを意味します。つまり朝露が降りたということは、夜間高気圧に覆われていたことを意味し、翌日も晴天になるだろうと予測できます。天気にまつわる迷信の中でも自然現象から予測する信憑性の高いものと言えるでしょう。

茶碗のご飯粒がきれいにとれると雨、つくと晴れ

こちらも天気にまつわることわざであり信憑性の高い迷信の1つと言えます。ご飯粒はとても湿度に敏感で、炊いたお米はベトベトし、乾くと糊のようにくっつく特徴があります。そこから、お茶碗のご飯がきれいに取れる時はとても湿度が高い時、つまり低気圧が接近し雨になると考え、反対に、ご飯がこびりついてお茶碗からなかなかはがれない時は空気が乾燥している、つまり高気圧に覆われているので晴れになると昔の人は天気を予想していたと言われています。

大雪の年は豊作

昔から農家の間で言い伝えられてきた迷信の1つで、「大雪の兆しは豊作」「雪は豊作の瑞」など多くのことわざもあります。大雪となった年は雪の保湿作用で地温を高め、土中の凍結深を緩める効果があるため豊作になると言われています。また、農作業にはたくさんの水を必要とするため、降り積もった雪の豊富な雪解け水が干害の被害を防ぐとし、豊作の願いも込めて言い伝えられてきました。日本に気象観測がなかった時代、気候と豊作を予想する昔の人の知恵が今でも語り継がれています。

最後に

日本には、まだまだたくさんの言い伝えや迷信があると思います。全国的に広まっているものや各地方に根強く生き抜いているもの各ご家庭内だけのものなど様々です。そんな言い伝えや迷信をもっと共有出来たら面白いかもしれませんね。私も申し越し調べていきたいと思います。

化学的根拠はないのに何故か信じてしまう 日本の迷信⑨

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嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれる

嘘ばかりつくと、死んだ後地獄の閻魔様に舌を抜かれるという言い伝えは、嘘は悪いことだからついてはいけないと、子どもを戒めたもので、長年に渡り語り継がれてきた迷信です。閻魔様は死者の人生を映し出す鏡や水晶を持っているためすべてお見通しで嘘が通じません。それでも嘘をついた死者は大叫喚地獄に落ち、鬼から悪い舌を抜く罰を受けると言われています。その様子はお寺などに張り出されてある地獄絵で見ることができます。

帽子を被り続けるとハゲる

「帽子を被り続けるとハゲる」という迷信は、明治以降西洋の洋服が取り入れられたことから生まれたという説があります。西洋文化へと変換していく中、ちょんまげを落としハットを被る貴族が増えるうちに、頭の蒸れが薄毛に繋がっているのではないかと考えられるようになりました。

実際、帽子を長時間被っていると頭が蒸れ雑菌が増殖し毛穴が詰まるため薄毛になる可能性が高まると言われています。しかし帽子は、頭皮を痛める最大の原因である紫外線から守る役割もあり、頭皮を清潔に保ちながら帽子を適切に使うことが大切です。

天ぷらとスイカ食べ合わせは悪い

食べ合わせの悪い食べ物の中で「天ぷら」と「すいか」がよく言われています。この迷信のルーツは江戸時代に流行った屋台の天ぷらからきているのでは言われています。衣をつけた天ぷらを次々に揚げていくうちに油は酸化をはじめ劣化していきます。それは胃もたれの原因になり消化を助けるために多くの胃液が出ます。そこに、ほとんどが水分で冷たく冷やしたスイカをたくさん食べると胃液が薄まり、さらに胃腸を冷やしてしまうのでお腹を壊しやすい環境を作ると考えられています。

ツバメが低く飛ぶと雨が降る

昔から言われている「ツバメが低く飛ぶと雨が降る」という迷信には次のような根拠があります。それはツバメの特徴である優雅な飛び方と餌の取り方に関係しています。ツバメは、チョウ、ガ、ミツバチ、アブなど飛んでいる昆虫を餌にします。それらの昆虫は低気圧が近づき湿度が上がると羽や体が重くなり高く飛べなくなると言われています。そのため、空を飛ぶ昆虫を餌にするツバメが低く飛んでいる時は雨が降る前兆だと考えられています。

Hなことを考えると本当に鼻血は出る

日本では漫画やアニメでお馴染みの「Hなことを考えると鼻血が出る」という迷信は、根拠のない俗説のようです。医学的にも性的興奮と鼻血は直接関係がないと言われています。そもそも鼻血の原因も解明されていない部分があり謎が多く残っています。そのため、海外では性的興奮につながる鼻血の描写は理解ができないと言われています。一説では、アニメ・漫画文化が発展した日本において、出血の描写は性的興奮を表現する上で最も効果的に伝わったことから、一つの演出として広まっていったと考えられています。

親不孝をするとささくれができる

指にできるささくれは、食生活の乱れや夜更かしなど不摂生によって出来やすいことから、「親の言うことを聞かない親不孝者だから」だと言われるようになりました。また、親の手伝いが当たり前だった時代、ささくれの痛みで手伝いができない子どもは「親不孝者」と呼ばれたと言い、自分の体をもっと大切にしなさいという親心も込められていると言われています。

またこの迷信には、ささくれができたら、親を思い「自分は親不孝をしていないか」と振り返り親への有難みを忘れないようにしようという意味が込められています。

みょうがを食べると物忘れする

この迷信はインドのお坊さんの話に由来します。釈迦の弟子の一人、周利槃特(しゅりはんどく)は物忘れが激しく自分の名前も忘れてしまうほどだったため、名荷(みょうが:名札のこと)を首にかけさせていました。その後、釈迦の教えのもと毎日ほうきで掃除をし、自分の心のごみまで取り除き聖者の位まで到達したと言います。その周利槃特が亡くなり埋葬された場所から見知らぬ植物が生えてきました。これを見つけた人は、名荷(みょうが)をになって努力した周利槃特にちなんで、この植物を茗荷(みょうが)と名付けたと言い伝えられています。

秋茄子は嫁に食わすな

「秋茄子は嫁に食わすな」という迷信は、いくつかの異なる解釈を持ち時代を超えて言い伝えられてきました。まず一般的に言われているのが、秋にとれる美味しい茄子を憎たらしい嫁にはもったいないから食べさせるなという姑の意地悪な気持ちを表しています。一方で、茄子は体を冷やすため、涼しくなってきた秋に食べるのは体に悪いと嫁を気遣ったものだと言われています。また茄子は種が少ないことから、子宝に恵まれないという縁起の悪さを気にしたことからとう説もあります。

最後に

日本には、まだまだたくさんの言い伝えや迷信があると思います。全国的に広まっているものや各地方に根強く生き抜いているもの各ご家庭内だけのものなど様々です。そんな言い伝えや迷信をもっと共有出来たら面白いかもしれませんね。私も申し越し調べていきたいと思います。

 

化学的根拠はないのに何故か信じてしまう 日本の迷信⑧

緑青には毒性がある

銅が腐敗して表面に現れる錆を「緑青(ろくしょう)」といい、昔からの緑青は毒性があり人体に危険を及ぼすと言われていました。
これは単なる迷信として言い伝えられていたものでなく、昭和時代には、辞書や学校の教科書にも「銅の錆の一種である緑青には毒性がある」と表記がされていたそうです。
しかし、科学の進歩とともにこれは全く科学的根拠がないことが研究結果によって実証され、今からおよそ30年ほど前、厚生省から誤解であったことが発表がなされています。

火遊びをする子どもは寝小便をする

この迷信は、子どものしつけとしておねしょをするバツの悪さを利用した戒めであると言われています。幼児期の子どもは火の危険をなんとなく理解していても、火に興味を持ち火遊びしたい衝動にかられるものです。そして大人が注意すればするほど火遊びがしたくなる心理が働いてしまします。そこで昔の人は、子どもが恥ずかしいと感じる心理的作用を利用して火遊びをやめさせたと言われています。

また一説では、夜の火遊びは興奮状態が続きなかなか寝付けないため、自律神経が乱れ睡眠中におねしょをしてしまうという説もあります。

亭主関白だと女の子が生まれやすい、かかあ天下だと男の子が生まれやすい

日本で昔から言い伝えられている迷信の中でも、全く科学的根拠がない代表例でありながら、赤ちゃんの性別が気になる夫婦の間では現代でも広く周知されている迷信の1つです。最近ではあまり耳にしませんがつい最近まで一部の人の間では言い伝えられていました。
この迷信は夫婦の力関係を表しており、「亭主関白」「かかあ天下」という風にどちらか一方の家庭での力が強く、母親のほうが強いと男の子が生まれ、父親のほうが強いと女の子が生まれると言われています。赤ちゃんの誕生を待ちわびる気持ちは昔の人も同じで、性別にまつわる迷信が多く生まれました。

蜂に刺されたら尿をかける

古く親から子へと言い伝えられてきた迷信の1つ「蜂に刺されたら尿をかける」は日本全国に広がり、以前は多くの人が信じていました。その理由は、尿に含まれているアンモニアが中和反応を起こし痛みがおさまるという発想からでした。
しかしその後、アンモニアは体内で尿素に変わって排出されるため、尿を傷口にかける方法は、民間療法としては全く意味のないものであることが知られるようになりました。薬のない時代に昔の人が考えた知恵であり、苦肉の策であったと言えるでしょう。

熊に出会ったら死んだふりをすると助かる

近年日本各地で熊の出没件数が増えている中、「熊に出会ったら死んだふりをすると助かる」という言い伝えは全く根拠がなく、大変危険な行動であるとテレビの報道などでも注意が促されています。この迷信の由来は、一説では、昔熊に襲われた一家で「寝ていた赤ちゃん」だけが助かったとう逸話によるものと言われています。

実際に熊は死んだ肉でも食べるので、万が一熊に遭遇した場合は、熊の方向を向きながら後ずさりして逃げましょう。しかし一番大切なのは熊と出くわさないように対策するのが大切です。

血液型で人の性格が決まる

血液型と人の性格については現在もあらゆる研究が行われており賛否両論ある中、日本では血液占いなどの流行を経て、血液型で性格を判断する風潮が広まっていきました。科学的根拠はなく迷信である!といった否定派意見がある中、女性を中心に対人関係の拠り所にしている傾向があります。そこには、否定する根拠もそれほど解明されていないことがあげられます。海外では、自分の血液型に関心がない人も多く、差別問題にも係わるので慎重な対応が求められています。

血液型相性血液型占いの嘘

 

チョコレートをたくさん食べ過ぎると鼻血が出る

幼少期に一度は言われ全国的に周知されているこの迷信は、医学的な根拠はほとんどないと言われています。昔、チョコレートは大変高価なものだったため、子どもに我慢させ食べ過ぎを戒めるため生まれたのではないかと言われています。

また、チョコレートは多くの脂肪分や糖分を含んでいるため大量摂取は健康被害につながる危険があるとし、注意喚起で噂が広まったという説があります。しいて言えば、チョコレートは血圧を上昇させる作用があるため血管に負担がかかり、なんらかの条件がそろえば鼻血が出やすくなることは考えられます。

最後に

日本には、まだまだたくさんの言い伝えや迷信があると思います。全国的に広まっているものや各地方に根強く生き抜いているもの各ご家庭内だけのものなど様々です。そんな言い伝えや迷信をもっと共有出来たら面白いかもしれませんね。私も申し越し調べていきたいと思います。

化学的根拠はないのに何故か信じてしまう 日本の迷信⑥

夜に口笛を吹くと蛇が出る

「夜に口笛を吹くと蛇が来る」という迷信がありますが、実際の蛇は耳がなく音を感知しないため口笛を吹いてもやってきません。諸説では、口笛は良いことがあった時に吹くことが多いため、近所から妬まれることを嫌い、妬みの象徴である「蛇」を用いて言い伝えが広まったと言われています。

また一説では、「蛇」を音読みした「じゃ」つまり「邪」が本来の意味であるとされ、夜に口笛を吹くと邪悪なもの、つまり霊を呼び寄せると昔の人は信じていたといいます。

下の歯が抜けたら屋根の上に投げる、上の歯が抜けたら床下に投げる

子どもの健やかな成長を願い古くから言い伝えられている迷信は、日本各地に広く伝わっており地域性があるのが特徴です。日本で一般的な、上の乳歯を縁の下へ、下の乳歯を屋根の上に放り投げるという儀式は、新しく生えてくる永久歯がその方向へ伸びていくことを信じていたからだと言われています。またその際、丈夫な歯にあやかり「ネズミの歯のように強くなーれ」「スズメの歯のように強くなーれ」など願いをかける言葉にも各地で特色が出ています。

雷が鳴ったらへそを隠す(雷様がおへそを取りに来る)

ただの風邪が命取りだった時代、夏場突然の雷雨で急に気温が下がった時、薄着をしている子どもがお腹を冷やさないよう「雷様がおへそを取りに来る」と脅かして体調管理をさせたことがこの迷信の由来の1つだと言われています。

また、へそを隠す姿勢は、頭を下げ背筋を丸めるため、自然と前かがみになり雷から身を守ることができるからと諸説にあります。つまり、雷は電柱や木など高いところに落ちやすいと言われているため、体勢を低くすることで雷が落ちにくくなるのです。

食べてすぐ横になると牛になる

「食べてすぐに横になると牛になる」ということわざは、日本では古くから親から子へ言い伝えられとても身近な迷信の1つです。そもそも牛は食事をした後すぐに横になるという習性があり、そこから、食事の後すぐに横になってしまうと牛のようになり、行儀も悪いので、そのことを戒めた言葉として広がりました。

また、食べてすぐに横になって寝てしまうことは、逆流性食道炎の危険など消化吸収に悪影響がでるという戒めとしても使われています。

丙午生まれの女性は夫を早死させる(気性が激しい)

江戸時代、丙午生まれの八百屋のお七が、恋人と会いたいが一心で放火し、その後火あぶりの刑に処されたことからこの迷信が生まれました。これは昭和後期まで日本に大きな社会的影響を及ぼし、実際の統計でも丙午年には出生率が大幅に減少しています。

もともと「丙午には火事が起こりやすい」と言われ、そのような年に生まれた子どもは気性が激しくなると言い伝えがあったなか、夫を早死にさせるという迷信までが広まったため、丙午生まれが敬遠される風潮が広まったと考えられています。

風邪は人にうつすと治る

風邪を人にうつすと自分が治るとう医学的根拠は全くなく迷信の一つに過ぎませんが、このように言い伝えられてきたのは次の理由が考えられています。風邪はウィルスが鼻やのどから侵入し体内で増殖することにより発症しますが、発症までの潜伏期間が3日から7日あるので、先に風邪を引いた人が治る頃次に感染した人が発症し、それがあたかも自分の風邪を人にうつしたことで治ったように感じることがあげられます。昔の人がこの様子を見て言った言葉が現代まで伝わったということでしょう。

最後に

日本には、まだまだたくさんの言い伝えや迷信があると思います。全国的に広まっているものや各地方に根強く生き抜いているもの各ご家庭内だけのものなど様々です。そんな言い伝えや迷信をもっと共有出来たら面白いかもしれませんね。私も申し越し調べていきたいと思います。

化学的根拠はないのに何故か信じてしまう 日本の迷信⑤

縁起が良い迷信・言い伝え編

続いて縁起が良い迷信・言い伝えをご紹介します。現代においても縁起を担ぎ、迷信通りに縁起物をお守りとして携帯する光景はよく見られます。四つ葉のクローバーや蛇の抜け殻などが良い例でしょう。また生活の中でも新しいことを始める、行う時に縁起を気にすることは決して珍しいことではありません。

また、縁起が良いものを見ただけで幸運の兆しを感じ明るい気持ちになるのではないでしょうか。縁起の良い迷信が日本文化にしっかりと根付いているということでしょう。

耳たぶが大きいと金持ちになる

耳たぶが大きいと金持ちになるという迷信は、七福神の大黒天様に由来すると言われています。大黒天は、肩に大きな袋を背負い、右手には打ち出の小槌を持った財宝、福徳開運の神様として知られています。大黒天は耳が長く垂れさがっているのが特徴的なことから、大黒天にあやかって「大きな耳たぶは福耳」と言われるようになりました。

また、釈迦の姿の特徴を数え上げた「三十二相八十種好」にも記されてあり、お釈迦様にあやかりたいという願いもあると言われています。

蛇の抜け殻を入れて金運アップ

「蛇の抜け殻をいれて金運アップ」という迷信は、七福神の弁財天様に由来すると言われています。弁財天は、財宝、豊穣を司る神様で、蛇は弁財天の使いであると言い伝えられてきました。そのため、弁財天の使いである蛇も同じ力が宿ると信じられ、その効果にあやかって蛇の抜け殻は縁起の良いものとされてきました。

また蛇は脱皮を繰り返し成長する爬虫類です。昔の人は、脱皮を繰り返し成長する蛇に強い生命力を感じ縁起が良いものに結びついたとされています。

流れ星が流れている間に願い事を3回心の中で繰り返せば願い事が叶う

流れ星に願い事をすれば叶うという迷信は、天文学がない時代に日本をはじめ海外でも広く言い伝えられてきましたが、その起源や由来はキリスト教の教えによるところが有力な説と言われています。空にいる神が、時々下界の様子を眺めるため天界を開け、その際に漏れた天の光が流れ星であり、その時に願いを口にすれば、その願いは神の耳に届くと言われています。3回という回数の由来は諸説がなく、伝承の中で3回唱えることが広まっていったとされています。

四つ葉のクローバーを見つけると縁起が良い

四つ葉のクローバーは、小葉が4枚になったシロツメクサのことで、見つけることが非常に難しいことで有名で、確率にすると1万分の1から10万分の1とも言われています。このように希少価値が高く、四つ葉のクローバーの花言葉は「幸福」ということもあり、縁起が良い迷信として日本各地広く言い伝えらえてきました。

また、クローバーの4枚の葉脈が十字架に見立てられ、海外でも幸運を現わす神聖なものとして強い力があると信じられています。

初夢に一富士二鷹三茄子を見るととても縁起が良い

古くから伝わる迷信で、初夢でこれらを見ると縁起がよく幸運に恵まれると考えられています。富士山は信仰の対象として古くから崇められており、「冨士講」と呼ばれる宗教団体が存在しました。その拠点の一つが江戸の駒込富士神社で、その周辺にあった鷹匠屋敷、そして駒込地域の名産である茄子を合わせて縁起物とされるようになりました。

また富士は「無事」や「不死」、鷹は「高」、茄子は「成す」という語呂あわせから縁起物になったという説があります。

お湯呑みの中に茶柱が立つと、吉事の前触れ

昔からお茶を飲むときに、湯呑みの中に茶柱が立つと吉事の前兆と言い伝えられてきました。この迷信の由来の一つは、単純に茶柱が立つのは珍しいからと言われています。茎の部分が急須の網の目を通して湯呑に入ることもさながら、さらに真っ直ぐ立った状態というのはなかなか見る機会はないでしょう。また、なんであれ「柱が立つ」ということは縁起が良いことだと言われていました。

また、茎が多く入る2番茶も新茶同様に売れるようにしたいと考えたお茶屋さんが、茶柱は縁起がよく吉報の知らせであると言い広めたという説があります。

初物を食べると七十五日長生きする

「初物を食べると七十五日長生きする」という言い伝えの由来は、江戸時代の死刑囚の言動が有力であると言われています。この時代、死刑囚は最後に食べたいものを選ぶことが許されていました。そこで一日でも生延びたい死刑囚は季節外れの食べ物を選び七十五日間長生きしたという話から、庶民の間でこの迷信が広く言い伝えられるようになりました。

また、昔から日本人は初物にこだわり、初物を食べれば他の食べ物にはない生命力を得ることができ健康で長生きできると信じられていました。

(春に)黄色い蝶を見かけたら幸運になる

日本では古来より蝶は幸運を運んでくれる縁起のよい生き物として迷信化されていきました。それは、優れていることを意味する「長」、また整っていること意味する「丁」と発音が同じことが理由の一つとされています。また、さなぎから羽化する蝶の成長過程は「変化」や「飛躍」を意味し、昔の人々には不思議な能力を持った生き物に映ったと言われています。

また黄色は、風水では健康運や金運を意味し、黄色い蝶は仕事運が上昇する前触れと言い伝えられています。

朝蜘蛛は縁起が良い(朝蜘蛛を殺してはいけない)

日本人は古来から蜘蛛によって縁起をかつぐ風習があり、朝蜘蛛はとても縁起の良い生き物として迷信が広く伝わっています。その理由の1つが、朝蜘蛛はあの世とこの世をつなぐ天の使いだとされています。そして、朝蜘蛛は幸福を運んでくる象徴と言われ、商売人にとってはお客さんを運んできてくれる生き物として大切にされてきました。

また、蜘蛛が網を張るのは晴天の時だけと言われ、網を張っている朝蜘蛛は晴天のイメージから良いことを運んできてくれる生き物と言われています。

夜の蜘蛛は親でも殺せ

夜蜘蛛は縁起が悪い生き物という言い伝えから「夜の蜘蛛は親でも殺せ」という迷信が生まれました。夜の薄暗いところで網を張る夜蜘蛛は、暗闇で獲物を狙う盗人を連想させることから、夜に蜘蛛を見ると盗人が家に入る前兆であると言い伝えられてきました。そこで夜蜘蛛を見てしまったら蜘蛛を殺し、盗人が来る前兆をなかったことにしようとしたと言われています。

また、朝蜘蛛は天の使いであるのに対し、夜蜘蛛は地獄の使いだという説があります。そのため夜蜘蛛は不吉な生き物の象徴として忌み嫌われる存在になりました。

白蛇は縁起がいい

昔から白蛇は神の使いと言われ、日本全国でも白蛇を祀っている神社が多くあります。そもそも蛇は昔から農作物を荒らすネズミなどを駆除してくれる存在で、蛇がいる家はお金に困らず金運、財運をアップさせると信じられていました。さらに白蛇はとても珍しく貴重な生き物として扱われていたため、他の蛇よりもさらに縁起が良いと言い伝えられています。金運アップにあやかり勝負事でもご利益があると言われるようになり、最高の縁起物として迷信化されていきました。

軒下にツバメが巣を作ると商売が繁盛する

古くから農家、また商家ではツバメが巣を作ると商売が繁盛し幸福を運んで来るという迷信を信じていました。ツバメは農作物を荒らす害虫を食べ、糞は虫よけ、また肥料にもなります。また、ツバメは人間と共存してきた鳥で、外敵のカラスから身を守るため人間の出入りが多いところに巣を作る習性があると言われています。そのため、ツバメが巣を作るところは人通りも多く商売繁盛になると考えられました。

また、ツバメは環境を察知する鳥で温度湿度とも快適な場所を巣作りに選ぶと言われ、そこからツバメは子孫繁栄につながる縁起が良い鳥として言い伝えられてきました。

ひいらぎは災難を防ぐ

ひいらぎは冬の代表的な植物で、葉の縁に鋭いとげがあることが特徴です。ひいらぎは鬼の目突きという別名を持ち、鋭いとげを嫌う鬼への魔除け効果があることから「ひいらぎは災難を防ぐ」という迷信が伝わっていきました。風水では、鬼門となる場所にひいらぎを飾ることで鬼の侵入を防ぎ邪気を家の中に入れないと言われています。

また、西洋では、ひいらぎはキリストから生まれ魔を退ける力があると信じられ、神聖な植物として大切にされています。

二重の虹を見ると幸せになる

縁起の良い迷信の一つ「二重の虹を見ると幸せになる」は、虹を見ることも稀な中、二重の虹「ダブルレインボー」はさらに貴重で珍しいものなので幸運の前兆だと世界中で言われています。
この二重の虹には「卒業」そして「祝福」の意味が込められています。1つ目の「卒業」とは、これまで努力してきたことが報われる節目の時が近づいていることを意味し、2つ目の「祝福」はこれから進む未来には幸せが待っていることを意味しています。

最後に

日本には、まだまだたくさんの言い伝えや迷信があると思います。全国的に広まっているものや各地方に根強く生き抜いているもの各ご家庭内だけのものなど様々です。そんな言い伝えや迷信をもっと共有出来たら面白いかもしれませんね。私ももう少し調べていきたいと思います。

化学的根拠はないのに何故か信じてしまう 日本の迷信④

茶碗を叩くと餓鬼が集まってくる

餓鬼とは、生前に悪行を働いた人間が飢餓道に落ちた姿です。餓鬼は常に飢えとのどの渇きに苦しんでいて、隙あれば人間に取りつき家の食べ物を食べ尽くしてしまいます。そのため餓鬼に取りつかれた家はたちまち食糧が底をつき、不幸が訪れるという迷信が信じられていました。
 
「茶碗をたたくと餓鬼が集まってくる」と子どもを怖がらせることで食事中の行儀を正し、悪ふざけを直す戒めとして日本各地で広まり言い伝えられてきました。

夜に靴をおろしてはいけない

街灯がない時代、夜道を歩くことは大変危険でありよっぽどのことがない限り外出することはありませんでした。ましてや夜の暗闇を新しい靴で歩くのは、誰かが亡くなった時、つまりお通夜くらいでした。そのため、夜に靴をおろすことは死を連想させ縁起の悪いものと迷信化していきました。

さらに出棺の際、亡くなった人に新しい靴を履かせて送り出す風習があったため、夜に新しい靴を履いて玄関を出ることは、死者の姿に近いから不吉であると言われてきました。

カラスが鳴くと人が死ぬ

カラスは古来からすは神の使いと考えられていたと同時に、真っ黒な外見と鳴き声から、不吉なものとして日本各地で言い伝えが残っています。カラスが鳴くと人が死ぬという迷信は、お供え物を狙って墓地によく現れるため、死者の近くにいることを連想させるからと考えられています。

昔は亡くなった人を山に土葬しお供え物をする風習がありました。賢いカラスは夜になると人間がいなくなることを知っていたため、夜の墓場がカラスの餌場になっていました。夜の墓場に響くカラスの歓喜した鳴き声は人間には不気味で不吉に聞こえたのでしょう。

4(死)と9(苦)は縁起の悪い数字

日本では、4は「死」を、9は「苦」を連想させることから不吉な数字として言い伝えられてきました。これらの数字は忌み数と呼ばれ、特に死を連想させる4は平安時代から避けられてきたと言われています。ホテルの客室や受験番号、病室などでも4という数字を避ける風潮は今でも残っています。

数字にまつわる迷信は日本に限らず、海外でも忌避される数字があります。韓国でも数字の4は、死の発音と似ているため嫌う傾向があり、西洋においては、13が忌み数で広く避けられています。

梅干の種を食べるとバチが当たる(梅には天神様が宿っている)

梅干の種に天神様がいるという由来は、太宰府の満宮の天神様、菅原道真飛梅伝説にあると言われています。梅の種の中身「仁」は別称「天神様」と呼ばれ、これは道真が梅を大変好んでいたことからつけられました。道真の死後、神様として祭られたことからも、庶民は梅の種には天神様が宿っているとありがたく思うようになり迷信化していきました。

また、生の梅の種には中毒を起こす成分も含まれており、食べ過ぎては健康を害するという戒めの意味もあったと言われています。

ビワを庭に植えると病人が出る

日本古来から親しまれ今では高級品として有名なビワですが、「ビワを庭に植えると病人が出る」という縁起の悪い迷信が言い伝えられています。一説では、昔ビワの葉は病気やケガの治療薬として使われていたため診療所の近くに多く植えられていました。そこからビワは病気を連想させるものとして迷信が生まれたと言われています。

また、ビワの葉には中毒を引き起こす成分が含まれているため食べ過ぎると身体に健康被害が出てしまうため縁起が悪いものと言われるようになったとされています。

彼岸花を家に持ち帰ると火事になる

彼岸花を家に持ち帰ると火事なるという迷信は、一説では彼岸花の別名が、「火炎花」「火事花」であることが理由であるとされています。赤い独特の花のイメージはあの世を連想させ、彼岸の時期お墓に多く咲いていることから縁起の悪いイメージが定着しました。

また彼岸花には毒性があり、中でも球根部に多くの毒が含まれています。お墓参りに来た子どもが珍しい彼岸花に触れないよう「火事になる」と脅かしてむやみに持ち帰らぬよう戒めの意味があると言われています。

彼岸花を摘むと死者が出る

日本で土葬が一般的だった当時、故人が眠るお墓を荒らすモグラやネズミなどの駆除、近づけない目的で、毒性のある彼岸花を墓地周辺にたくさん植えるようになりました。知らずに彼岸花を摘んでしまうと、動物達によって墓が荒らされ死者が掘り起こされてしまうことから、「彼岸花を摘むと死者が出る」という迷信が生まれたと言われています。

彼岸花には毒性があるため安易に摘んで持ち帰らぬよう戒めの意味も込めて各地に広まっていきました。

ため息をつくと幸せが逃げる

ため息は、疲れた時、ストレスがたまった時など体にたまった悪い気を吐き出すことを言います。ため息は周囲の人も不快にしてしまうことから、昔の人は「幸せが逃げる」と言って相手を励まし、ため息をやめさせようとしたことが迷信化していったのではないかと言われています。

また、緊張が続き精神状態が悪いと呼吸が浅くなる傾向があります。すると体中にたまった悪い気を一気に吐き出そうとするため無意識にため息がもれてしまうのです。蓄積された悪い気はいずれ体調不良につながるため、体のSOSとも言えるでしょう。

朝や出掛け前に縫い物をしてはいけない

朝や出掛け前に縫い物をしてはいけないという迷信は、衣類の繕いなどは普段から気に留めて行うことであり、出掛けの一番忙しい時にするものではないという生活の心構えを解いたものです。つまり、翌日の準備ができていないことを戒めるものです。

またお盆期間中に縫い物をしてはいけないと言い伝えらえています。これは、針仕事で怪我をし血を流してしまうことを避けるためで、ご先祖様に血を流すようなことをしては失礼だと考えられていたからです。

最後に

日本には、まだまだたくさんの言い伝えや迷信があると思います。全国的に広まっているものや各地方に根強く生き抜いているもの各ご家庭内だけのものなど様々です。そんな言い伝えや迷信をもっと共有出来たら面白いかもしれませんね。私ももう少し調べていきたいと思います。

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